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コロタイプ技法(Collotype)はフランスで生まれ、1876年にドイツのヨーゼフ・アルバートによって実用化される。ガラス板にゼラチンと感光液を塗布して加熱することによって版面に小じわ(レチキュレーション)を作る。それに写真ネガを密着して露光すると、光のあたった部分のゼラチンが硬化して水をはじくようになる。版面を湿らせると水を受けつける部分が膨張してインクがつかなくなるため、硬化した部分にだけインクが付着する。インク付着量の大小によって連続階調が表現され、オフセット印刷のような網点を持たないことを特徴とする。印刷速度が遅く、多色刷りが難しいことなどで、現在ではほとんど行われていない貴重な印刷技法となります。